保健・人口大臣、教育・技術教育大臣および日本の京都育英館教育グループの松尾理事長が、技術教育の発展に向けた協力強化のため、ナセル研究所病院の看護学校・看護専門学院を視察した。
2026年10月21日(水)
ハーリド・アブドルガッファール保健・人口大臣とモハメド・アブドルラティーフ教育・技術教育大臣は、日本の京都育英館教育グループの松尾英孝理事長とともに、ナセル研究所病院の看護学校および看護専門学院を視察し、教育および実習の体制を確認した。
今回の訪問は、エジプトと日本の協力を強化し、技術教育学校20校を整備して、看護および高齢者ケアの専門校へと転換する取り組みの一環として行われた。
ハーリド・アブドルガッファール大臣は、「看護は崇高な人道的職業であり、医療体制を支える重要な柱である」と述べ、包括的な医療・ケアを提供できる人材を育成するためには、教育と研修の充実が基盤となることを強調した。
また、同省は、相次ぐ進歩に対応し、医療機関のニーズを満たすため、看護人材の養成体制の発展に力を入れていると述べた。
そのうえで、専門職人材を育成する主要な進路としての技術教育の重要性、カリキュラムと実習の改善、海外の成功事例の活用の必要性を強調した。
さらに、看護学校および看護専門学院におけるデジタル化を一層推進するとともに、実習施設の整備と機能向上に向けた連携を強化するよう指示した。
一方、モハメド・アブドルラティーフ大臣は、専門能力を備えた看護人材の育成につながる、教育と実習が一体となった環境が整備されていることを高く評価した。
また、「日本側との協力は、技術教育学校を整備し、看護およびヘルスケア分野に特化した技術専門校へと転換するという合意のもと、国際的な知見を活用し、優れた実践を導入することを目指している」と述べた。
さらに、市民へのサービスに直結する重要な分野の人材育成を担うことから、医療分野の技術教育の発展には特に大きな意義があると指摘した。
視察では、両大臣と京都育英館教育グループの松尾理事長が教室や実習室を訪れ、3学年に在籍する女子学生240名の学習状況を確認した。教育課程は、学術的な教育と実習を組み合わせたもので、看護技術高等学校での3年間に続き、看護専門学院で2年間学ぶ構成となっている。
また、ナセル研究所のナイル棟も視察し、集中治療部門および入院病室(それぞれ50床)を訪れ、医療サービスの水準を確認した。
今回の訪問は、教育・技術教育省と日本の「京都育英館」教育機関との間で締結された協力協定を踏まえたものである。
同協定は、専門校20校(看護10校、情報技術5校、高齢者ケア5校)の整備・新設を目指しており、日本の知見の移転と、現代の専門職基準および労働市場のニーズに沿った教育プログラムの開発に貢献するものである。